小学校レベルの算数すらわからないくせに統計を語りたがるイデオロギーの人ってどういう思考してるのだろうか。

ジェンダーギャップ指数で今年も盛り上がってますね。この資料を男女平等指数だという言葉は間違っていないのですが、一般的にいう男女平等の意味とは違いますので、妙なイデオロギーを帯びた人が喜々として取り上げているようです。

ところが、この資料を読むと、平等とは数値の平等を計るだけであって、男女差別の有無などを明確に見て取れるものではなく、純粋に数値として見るだけのものになっています。

差別差別と騒いでいる人がいかに低学歴が多いのかがよくわかった今回のイベントですが、ひとまず色々見て行きたいと思います。

ハフィントンポストが意外とわかりやすい。前半だけは

今回はハフィントンポストをベースに見て行きたいと思うのだけども(後半は差別差別いっていて、東大教授ともあろう方がしょうもない論理を展開してるのでスルー推奨)、すべては資料を見たらわかる話ですね。

ハフィントンポストから引用しますと、つまり結果としてこういう数値だったそうです。

健康の項目

これを以て、差別だと騒いでいる人が多いんです。ちょっと頭使えばわかりそうなものなんですけどね。

一番注目したいのは健康の部分。女性の寿命長いですね。そして、出生児の男女比。

こんなのを差別があるかどうかに使うか?って話になりますよね。使いません。先進国では…ですけど。

これは、特定の性別だからと虐げられていたりなどでまずは健康寿命があって、出生児の性別については、特定の国である性別がいらなかったら産まれた瞬間殺してしまうなどがあるらしいですよ。全世界を対象にしてるので、この項目を入れざるを得なかったのでしょうけど、先進国ではまず無意味。

この数値が順位変動を及ぼしたりする時点でだいぶ問題ですね。まさか、環境汚染が発生して特定の性別に偏ったら差別って言われるのか?という当たり前の疑問が出てきますからね。こんな項目にピンと来ない時点で、差別差別騒いでる人間は少し頭を使った方がいいのではないでしょうか。

ところで、女性差別!って言う割には……この国でも長生きしてますね。差別のストレスで早死に傾向があるかと思いきやそうでもないんですね。楽してるんじゃないんですか?実は?

教育の項目

もし、差別の論拠として使えそうとすれば、あえて選べばこのあたりですかね。差別があるかどうか?については、機会の平等が一番重要だと思っています。

結果の平等はシャレにならんことになるんですけど、例として医者の数を平等にしようとします。ところが医者になるのは大変ですから、多くの女性はやりたくないといいました。男性は自分が大黒柱として頑張らないと行けないので、ひたすら頑張ります。でも、男女同じ人数にしないといけません…と。

そうすると、実力が圧倒的に低い女性でも、平等の観点で医者にしないといけない結果が発生しうるんですね。これのどこが平等なのか?という話になります。

平等とは、性別で一切見ず、実力、結果だけで判断される状況を指すべきですので、結果として平等というのは実はまったく平等でもなんでもないということですね。そもそも平等を計るのであれば、本当に男女だけをわければいいのか?という議論すら終わっていません。

さて、教育を見てみると…あれ?全然平等の範囲内ですね…。むしろ男女平等の見本みたいなものですね。

一番心配だったところの数値がこれだけいいので少し安心しましたね。日本は昔から識字率の高さを指摘されていたぐらいですから、当然の結果のような気もしますね。

さて、ここからはかなり順位に影響を与えている項目なので、注目ですね。

政治参画の項目

まずは「国会議員の男女比」についてですね。

最初の方で言っていたと思うのですが、大事なのは機会の平等なんですよね。で、ここで考えないといけないのは、そもそも女性は何人立候補していたのか?というところですね。

この間の衆院選ではどうだったのか?を見てみましょう。読売新聞によると、17.7%で過去最高の比率だったそうですよ。ソースは女性候補17・7%、最高でも「男女均等」遠く(https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/news2/20171014-OYT1T50066.html)より。

最高で17.7%、そもそも立候補すらしていないのですから、比率に差が出るのは当たり前ですね。むしろこんな状況で男女比が同じだった方がむしろ差別です。

ところが、ジェンダーギャップ指数を見た人は、かたくなに男女差別だ!と吠えているようで、義務教育がいかに疎かにされているのかがわかる行動でした。

ちなみに、選挙というのは立候補する際に供託金というものが必要になります。300万円かかるらしいですから、なかなか遊びで立候補できるものではありませんね。つまり、立候補するにはかなりリスクを背負うことになりますから、男性側がリスクを背負って立候補しまくった結果、結果としても男性が多いわけですね。

これ、どうみても平等ですね。リスクを背負って得たものです。平等にするにはまず女性の立候補者を増やさないと話になりませんね。

次に、閣僚の男女比についてですが、むしろ国会議員の男女比よりも大きくなっています。意図的に選ぶ際にはどちらかというと、女性に優先している結果になっていますね。数値が小さいので女性を優遇というよりは誤差の範囲でしょう。

そして、国家代表について。これは0ですね。増やしたいのであれば、女性議員をまず増やすことから始める必要がありますので、そこを頑張ってほしいですね。

ここで考えてほしいのが、この国会議員を選んでいるのは、選挙権のある人全員なんですよね。つまり女性も投票しています。

もし、これを差別というのであれば、差別しているのも女性という結果になってしまいますね。そう考えると、政治家の数が平等かどうかと言えば、やはり平等で男女関係なく、自分の国の未来を託したい人に男性が多かっただけの話ですね。人数が多いので、それは当選も男性に偏ることでしょう。

さて、ここまで3項目すべてにおいて、特に大きな差別が見られる部分はありませんでした。

経済参画の項目について

平均を下回ってる項目から見て行くと、まず最初に「専門職・技術職の男女比」の部分。

項目の時点で差別もくそもあるか!と言いたくなるところですが、もし女性が低いとすればそれは「何故専門知識を得る勉強をしなかったんですか?」という話になります。

もちろん、女性が多い専門職だってあります。薬剤師、看護師あたりは女性が多く見かけますね。ところが、専門職、技術職って工業系がかなり多いんですよね。

ちなみに、理系に女性ってそもそも少ないんですよね…。きっと理系の技術職になんてなりたくない…と思う人が多いのでしょうね…私の学生の時もそうでした。女性が1/10しかいない学部もざらにありましたね…。

はて?これって差別なのでしょうか?もし平等にしようとするのであれば、女性が理系に進むようにむしろ強制する必要があるということです。

しかしながら、人間には選択の自由がありますから、そういうわけにもいきませんね。そう考えるとこれは差別とは特に関係のない項目になります。※理系は女性が少なくて華やかさに欠けるので、ぜひ増えてほしいのですが…。

次に管理者・幹部の項目について。これに関しては差別の影響を受けそうな項目ではありますね。例えば昇進が阻害されたなどもあるでしょう。

しかし、今回の数値からは読み取れるものでもありませんでした。ところで日本には「寿退社」という言葉がありまして、結婚したので夫を支えるので専業主婦になります☆みたいな人が結構いるわけです。

仕事をしたくないのであればしないでよい環境がありますから、夫に余裕のある家庭では退職してしまいます。

この時点で幹部候補として勝負しようとする人数がまた減ります。そうすると、やはり結果的に男性比率があがってくるのも当然でしょう。

また、育児休暇などの取得で昇進が遅れるパターンも当然あるでしょう。これについては賛否両論がありそうですが、私は出世が遅れて当然だと考えています。

休暇を取っていない人は、休暇中の人の分もカバーしているし、何より働いた期間がすでに差が出ているわけですから、長い人の出世する確率が高いのは当然でしょう(双方の能力が同値である場合)

そのようなことから、もしかしたら管理職が少なくなる傾向があるのかもしれません。

また、幹部という視点から見てみますと、そもそも社長の男女比はどうなっているのか?という部分が気になります。

帝国データバンクの調べ(https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p170503.html)によると、全国の女性社長の割合は2017年4月時点で7.69%となっているそうですから、もし管理者・幹部の男女比を同じにしたいのであれば、女性のみなさまがどんどん起業するしかありませんから、政治家の比率の時と同様、女性のみなさま頑張ってくださいという話になります。

次に「労働力率の男女比」について見てみますが、「労働力率」とは何だろうか?と内閣府男女共同参画局のページ(https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h26/zentai/html/honpen/b1_s00_02.html)を見ると「労働力率(労働力人口/15歳以上人口)」と記載されています。

あれ?これ労働人口の割合のようです。そうなりますと、平等じゃないとすると、働かなくても問題のない女性が多くいるという結果になるようですね。うらや 専業主婦が多かったりするために、数値に差があるのかもしれませんね。

そうなると…色んな人が吠えてる「男女差別だ!」というものをなくそうとすると、専業主婦の人たちに働きに出てもらわないといけませんね。それは専業主婦の人は望んでいるのでしょうか?

本人たちは望んでやっている場合が多いでしょうから、男女差別を是正しろ!という人にたいして「大きなお世話」といいたいことでしょう。

この項目を調整して所謂男女平等にするのであれば、これについても「女性のみなさま、働きに出てください!」という話のようです。

そして、「勤労所得の男女比」と「同種業務での給与格差」についてですが、パートタイマーが多い以上、男女差があって当然ですね。開いた短い時間で働けるメリットがある反面、時給単価が低いのがパートタイマーです。

勤労人口に対してパートタイマーが含まれる以上、やはり金額差は当然出てしまいますね。

こちらの項目についても是正を行うのであれば「女性のみなさま、きついでしょうけど正社員で働いてください」という結果になりますね。それを女性が本当に望んでいるのであればの話ですけれども。

まとめ

ジェンダーギャップ指数を以て、平等を実現するには女性に頑張ってくださいとしか言いようがないものになっています。

しかしながら、望んでそういう人生を送っている女性に対し、平等を実現するためにすぐパートをやめてフルタイムの正社員を目指してください、専業主婦は差別の元です。働いてくださいというのはいかがなものかと思われます。

つまり、今回のこのジェンダーギャップ指数は、ただ現状のギャップを示した数値にすぎず、本来あるべき差別を表面に出すものではないということになります。

もし男女差別を語りたいのであれば、今回のジェンダーギャップ指数ではなく、別の資料を以て語ることがよいのではないかと思われます。

差別がないという話ではなく、あくまでジェンダーギャップ指数は差別度合いを計るものではないということを考えてもらえたらと思います。

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