
クオリティメディアというのは、SNSの投稿などとは違って、やはり質が担保されてほしいもの。それにも関わらず、東洋経済onlineの記事の低さもそうですが、IT関係などになると本当に質が悪く、鵜呑みにしたIT素人の会社が判断を誤ったらどうするのだ…と心配でしょうがありません。
今回は、ちょっとネットで微妙に話題になっていた財経新聞という、よくわからないメディアのある記事について紹介。どうみても、金もらって書いたステマ記事かな?とすら思うレベルの低さでした。
「妖怪ウォッチ ワールド」に関するヨイショ記事がインチキすぎてやばい
今回の記事の質が低い記事のタイトルは「ガンホー・オンラインは「妖怪探索位置ゲーム」が注目され12%高」というもの。

内容を見ると、こんなことが書いてある
妖怪ウォッチ ワールド』が国内累計200万ダウンロードを突破!」と発表。約2年前の2016年に爆発的な人気を博した「ポケモンGO(Pokémon GO)」を上回る勢いとの見方が出ている。
どれだけ、頭の悪い人が書いたらこんな文章がかけるのか…と、本当に驚きを隠せないのだが、世界的にダウンロードされたアプリと、たかだか国内レベルの妖怪ウォッチを並べた時点で、義務教育でちゃんと数学を学んだのか怪しいところではあるが、さらにすごいところとして、上回る勢いとの見方が出ているという部分。
どういう思考回路をしたら、上回るのか理解に苦しむが、ポケモンGoに関しては、リリース24時間で1000万DLほどあったと記憶しているが…。24時間で見ると、もはや桁が違う上、現在のポケモンGoの累計DLは8億DLと、どうみても上回る見方ができないようになっている。
財経新聞と名乗りつつ、数字すらまともに読めない記者が記事を書いているのである。
なにこれ、デマ新聞?中学生以下の記事である。
ポケモンGoユーザーを、調べもせず妖怪ウォッチプレイヤーと勘違いを始める
次に記事にはこんな記載がある。
最近、街頭や公園などで、再びスマホに見入りながらたむろする人々を見かけることがあるとみみにするが、この多くは「ポケモンGO」ではなく「妖怪ウォッチ ワールド」をプレイする人々だとされる。
ちなみに、街にいるのは「ポケモンGo」のユーザーである。最近、また利用者が増え、むしろ今がアクティブユーザーの全盛期となっていて、街中でのプレイヤーがめいわ…いや、楽しんでいる姿をよく見かけるが、なぜかこの財経新聞は、妖怪ウォッチと判断したのだ。
聞いてもいない、調べてもいない、ただの感想である。
仮にもメディアの人間がまともな調査もせず、聞いた話で判断し、それを記事にしてしまう時点で、メディアとして存在価値があるのか?本当に疑わしい。ただのデマ発信メディアとしかいいようがない。
だいたい、どんな会社が運営してるのか…。
マーケティング企画もやってるのに、マーケティングができてない笑えない会社っぷり
会社概要を見てみると、事業内容は以下の通り。
オンラインニュースサイト「財経新聞」「mobilenavi」の運営
インターネット広告・マーケティングの企画・制作・販売
Webデザイン・システム開発
マーケティングを事業にしてるにも関わらず、無能なマーケティングぶりを発揮した今回の記事。
中小企業のみなさまは、ぜひこういう記事の質をじっくりみた上で、仕事をする相手を選んだ方がよさそうです。
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コメント
クラウドワークスでライターをしています今日、その新聞社からスカウトが来ました怪しすぎたので調べてみたらこのサイトにたどり着きました
報酬はひと記事1000円です
専門性のある記事を書いて1000円って……
最近、こんな案件ばかりのクラウドワークス自体が問題なんじゃないの?って思います
クラウドワークスでライターをしています。
今日、その新聞社からスカウトが来ました怪しすぎたので調べてみたらこのサイトにたどり着きました。
報酬はひと記事1000円です。
専門性のある記事を書いて1000円って……。
最近、こんな案件ばかりのクラウドワークス自体が問題なんじゃないの?って思います。
https://twitter.com/masaki_kito/status/22808048400
https://twitter.com/masaki_kito/status/22808495572